泥沼でダンス

存在証明と自己表現。泥沼で足搔く人。

性別の話

6月21日木曜日、1時過ぎ。こんばんは。ユウです。

最近よく眠れないので色々な事を考えてます。

今回は僕の性別の話をしようかなと思います。自己紹介でも少し触れましたが、他人から見たらものすごく面倒くさいことになってると思います。こういう人間もいるんだな、という具合の気持ちで読むといいと思います。

 

[体と心の性]

  僕の体は女性の性を持っています。それは理解しているけど、僕は自分が女であることに納得はできていません。未だにFtMなのか何なのか自分でも分からないのでFtXとしています。

  こういう事を打ち明けると、「いつからそうだったの?」「性別に違和を感じたのはどういうタイミング?」などと聞かれることがあります。はっきり言うと、「思い返せば最初から」「違和というよりは疑問だった」という感じです。

  僕の場合ですが、一番古い記憶で確かに覚えているのは「自分には男性器がない?なんで?」という疑問です。当時保育園の年少か年中くらいだったと思います。その保育園のトイレは男女とも同じ扉から入って、真ん中の壁で2つに区切られているだけで、半分は女子スペース(洋式の便器が仕切りのみ、扉なしで並んでいる)、もう半分は男子スペース(小便器が仕切りなしで並んでいる)という具合でした。当然タイミングが重なれば同い年くらいの男児の性器を目撃することになります。その時ふと思ったのが先程の疑問です。その当時の語彙力なので、もっと幼稚な言葉というかふわっとしたやつなんですけどね。

  そんなわけで、自分にはついていない、初めて見た男性器のせいで頭がいっぱいになりました。自分のこれは男性器ではないのか?何故だろう?形が違うだけじゃないのか?自分にはないのか?男の子にはみんなついているらしい。何故自分にはないのか?(少し汚い話ですが)その頃はトイレで小をした際にトイレットペーパーで拭くという考えがなくて(男の子は拭いてないから僕も拭かなくていいと思ってました)、家でも保育園でも1人でトイレに入ると拭かずに下着を履いていました。母親がそれに気づいて、僕にこう言ったんですよ。「○○ちゃんは女の子なんだから、トイレに入っておしっこしたら拭かないとダメなんだよ」その言葉でようやく、自分は確かに女の子の体らしいと衝撃を受けました。男性器は女の子にはないし、生えてくることもないみたいだ。ずるい。羨ましい。僕も欲しいのに。そんな感じでした。

  今も男性器に憧れてます。欲しい。欲しいというか、最初からあって欲しかったというか、男性の体つきが欲しいんですよね。骨格、筋肉、性的特徴、まるごと男性の体でありたかったんです。なので、今から性転換をしようとかそういう風には思わないんですよね。(子宮は本当に屈辱的なので体内から撤去したいです)性転換をした所で女性だった事実は変わらないので、僕は今度は一生それに苦しむことになるだけになりますからね。今も今で苦しいんですけど、どっちにしろ苦しいので莫大な費用のかからない苦しみに身を置いています。なので僕の体はこれからも納得はいきませんが、女性の形をしている予定です。

 

  女性体であることに納得してるのはエムとハルカですね。

  エムは元々女の子なので、この体であることに苦しみとか疑問とかストレスは感じていないと思います。

  ハルカは「男になりたかったなぁ~まあでもこの体で生まれてんだから仕方ないっか!じゃあ仕方ないから男装しよ!」みたいな感じで、諦めて変な方向に足を踏み入れたようです。男装は別にいいんですけどね。僕も落ち着くし。

  ここまで書いてて思ったんですけど、本当に彼らIFなのか?違う気がしてきた。人格なのか?でも声聞こえるしすぐそばにいるしなぁ。よく分からないですね。

 

  体は女性なので洋服はレディースサイズしか着れないのが辛いところです。この体は背も低めで体重が恐ろしく軽いので(サイズ的には160の子供服がピッタリ)着るものに困ります。しかもスカートは死んでも履きたくないタイプなので、いつもパンツスタイルで中性的な服装で生活してます。ハルカが出かける時はワンピースとか着るんですけど、正直僕は落ち着かないです。似合ってるとは思うのでアレなんですけど、複雑ですね。ハルカは何着ても大体楽しそうで羨ましいです。1回くらいロリータ着てみたいとか言ってたこともあるので、そのうちコスプレの一環で着ることになるのかもしれません。メイド服は友人とハルカの押しに負けて着ました。死ぬほど恥ずかしかったです。でもやっぱりハルカは楽しそうでしたしテンションが高かったです。出来れば2度と着たくない。何の羞恥プレイだ、って感じです。

 

  話が脱線した気もしますが、僕は3年ほど前に一度、自分の両親に「自分が女だと認められない。心は男だと思う」というニュアンスでカミングアウトしたことがあります。父親は絶句。母はヒステリー。最悪の瞬間でした。今思えば言うべきじゃなかった。認めてくれると少し調子に乗って期待して夢見ていた自分を叩き起こしてやりたい。

「頭がおかしい」「じゃあ病院行く!?」「あたしだって男だったら良かったと思ったことあるわよ!」母の口から出た言葉は全て、僕の心を切り裂いて、僕の気持ちを踏みつけて、僕の存在を否定しました。その時はただひたすらに悲しくて悲しくて何も言えませんでした。僕も両親も、今はそのカミングアウトをなかったことにして生活しています。なかったことにしなければ僕は居場所を失ってしまいますからね。正直しんどいです。でも仕方ない。この母親から生まれてしまったのだから。仲が悪いわけではないんです。今だって傍から見たら楽しく生活してると思います。ただもう根本的に考え方が違うので、早く離れなければいけないとは思ってます。

 

  男性としての味方はカナタだけかもしれません。カナタは性自認が男性なのですごく話しやすいです。性欲の処理とかアレとかよく付き合ってもらいます。彼はすごく変態です。っていうとお互い様だろうって言われるのでアレなんですけどね。彼は男も女も好きなのでオカズに困らないみたいです。すごいですね。

  オナニーはどうしてるのかとかはまた今度にします。というか話したらハルカにデリカシーなさすぎるとか文句言われそうなので書くかわかりません。

 

  シキは性別謎すぎてよくわかんないです。性欲もないし食欲もないので人間としてどうかと思うんですけど、睡眠欲だけは死ぬほどあるみたいなのでステータスの振り方間違ったんだと思います。

  

  そろそろ深夜2時半すぎなのでまとまらないけど今日はこれで終わりにします。また今度読んでくれると嬉しいです。おやすみなさい。ユウでした。